傷口にユーゲル

主にアニメとか漫画とか仕事のこと

「メギド72」推しキャラ10選

メギド72というプレステ2時代のコンシュマーゲーを思わせるゲームを細々とやっていたが、難所と言われる4章ラストまでクリアできた。

何気に熱いストーリーや気持ちのいいBGM、戦略性のある戦闘システムなど褒めるところは多いが、やはりキャラクターの魅力は外せない。

なのでこれまで特にお世話になったキャラの感想を書いていってみる。


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ベレト討伐時のパーティ。ジャックスとシトリー以外は基本オーブしか使わない。

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「不滅のあなたへ」6巻 ピオランという人間について

全人類に読んでほしいファンタジー漫画であるところの「不滅のあなたへ」だが、6巻があまりにすさまじかったので筆を取る。


この漫画はどこがどうすごいのか、という点を考えるとどうにも難しいので、ひとまず漫画らしくキャラクターに焦点を当てて考えたい。

とりわけピオランというキャラの存在は、この漫画に大きな影響を与えたと思う。

以下、単行本6巻までのネタバレあり。

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電子書籍サイト使いやすさ比較

違法漫画アップロードサイトのほうが正規のサイトより使いやすいという意見があったので、検証してみる。

anond.hatelabo.jp


結論から言うと、漫画村(違法サイト)のほうが正規サイトよりUIが上回っているということはない。
ただ、増田氏が使っているのはほぼAmazon Kindleだけで、それとの比較で漫画村の方が使いやすいという意見のようだ。

それをふまえて、私がメインで使っているBookLive!、BOOK☆WALKERKindleDMM.comを比較してみる。

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「異世界スマホ」は神話である

異世界はスマートフォンとともに。」は特異なアニメである。

手違いで死んでしまったお詫びに神様からチート能力を与えられ、異世界をエンジョイするという、なろう界隈ではテンプレートな内容だが、それを突き詰めて映像化すると、すさまじい異質さが漂う何者かになってしまった。

主人公の冬夜は、端的にいって万能である。ストーリー上におけるあらゆる障害は、モーゼがビニールプールを割るかのごとき容易さで処理され、ゴミのように片付けられていく。

この作品の根底にあるのは『平坦さ』であり、そこにハラハラドキドキなどという感情は付け入る隙がない。ひたすらに既視感のある世界で既視感のある事件が起き、特に意外でもない方法でそれを冬夜が解決していくだけの記録である。

しかし、それは「いせスマ」の魅力を減じる要素にはならない。『クソアニメ』『主人公がサイコ』『スマホが無意味』『虚無』などと散々な評価をもらいつつも、本作は確かに一部の人々の記憶に刻まれていくはずだ。むしろ、この虚無的な要素が本作の価値と言ってもいい。

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