「不滅のあなたへ」6巻 ピオランという人間について
電子書籍サイト使いやすさ比較
違法漫画アップロードサイトのほうが正規のサイトより使いやすいという意見があったので、検証してみる。
結論から言うと、漫画村(違法サイト)のほうが正規サイトよりUIが上回っているということはない。
ただ、増田氏が使っているのはほぼAmazon Kindleだけで、それとの比較で漫画村の方が使いやすいという意見のようだ。
それをふまえて、私がメインで使っているBookLive!、BOOK☆WALKER、Kindle、DMM.comを比較してみる。
続きを読む「このはな綺譚」5話の色彩演出
がとてもよかったので、感想を書いておきたい。
続きを読む「異世界スマホ」は神話である
「異世界はスマートフォンとともに。」は特異なアニメである。
手違いで死んでしまったお詫びに神様からチート能力を与えられ、異世界をエンジョイするという、なろう界隈ではテンプレートな内容だが、それを突き詰めて映像化すると、すさまじい異質さが漂う何者かになってしまった。
主人公の冬夜は、端的にいって万能である。ストーリー上におけるあらゆる障害は、モーゼがビニールプールを割るかのごとき容易さで処理され、ゴミのように片付けられていく。
この作品の根底にあるのは『平坦さ』であり、そこにハラハラドキドキなどという感情は付け入る隙がない。ひたすらに既視感のある世界で既視感のある事件が起き、特に意外でもない方法でそれを冬夜が解決していくだけの記録である。
しかし、それは「いせスマ」の魅力を減じる要素にはならない。『クソアニメ』『主人公がサイコ』『スマホが無意味』『虚無』などと散々な評価をもらいつつも、本作は確かに一部の人々の記憶に刻まれていくはずだ。むしろ、この虚無的な要素が本作の価値と言ってもいい。
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