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傷口にユーゲル

主にアニメとか漫画とか仕事のことをつらつらと

スーパーくいしん坊が同じ値段のステーキ以外に何を作ってきたか

漫画 雑記

ちょっと前から「え!! おなじ値段でステーキを!?」の画像が話題になったスーパーくいしん坊(原作/牛次郎 漫画/ビッグ錠)だが、そういえば実家に置いてあったなと思って読み返してみた。

ステーキの件についてはこの記事が詳しい。

www.tabinomichi.com


残念ながら実家には講談社コミックス6巻までしかなかったので、当該エピソードは読めなかったが、せっかくなので香介くん(主人公)がステーキ以外の料理をどんな感じに作ってきたかを取り上げてみたい。




スーパーくいしん坊は、だいたい
①香介がプロに難癖つけるなどして、ならお前が作ってみろと言われる
②できらぁ!
③料理勝負する流れになる
④香介の斬新なアイデアで勝利

という様式美ともいえる流れが守られており、それぞれの話によってまったく別の料理対決が描かれる。
時には勝負ではなく、キャンプに行って炊事道具を川に流されたとか、傾きかけた人手不足のレストランを助けるだとかいうエピソードも挟まれるが、だいたい上記のとおり、香介が考えた、プロには予想もつかない料理手法が漫画の目玉となる。


では以下、特に印象に残ったものを紹介してみたい。



2巻「完全無欠の病院食の巻」より

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栄養のある大量の病院食を短時間で作るために開発した、車のホイールキャップを利用するお好み焼き。生地をホイールキャップに入れ回転させることにより、撹拌、生地を広げる、焼く、の3動作を同時に行うことができる画期的な手法である。
ホイールキャップは洗っているため衛生上の問題はない



2巻「特急ラーメン!!の巻」より

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球場のそばにあるラーメン屋台の親父に、50杯のラーメンを20分で作るという約束をした結果の産物。洗濯機の回転により、麺がくっつかずに最速で茹でることができ、みごと時間制限の問題をクリアした。茹でたあとのお湯は、洗濯機の排水口から捨てるという合理性も兼ね備えている。洗濯機本体は洗っているので問題はない。



3巻「スシ障害物競走の巻」より

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商店街の運動会で、寿司100人前を引き受けることになった香介。短時間で大量の寿司を作るために選んだ道具は、ハープだった。玉子とかイカとか太巻きとか、果てはイクラまでこれで切って作る。ハープは洗っているので問題はない。
ちなみに一般的なハープの重量は40キロ程度である。



4巻「回転網焼きステーキの巻」より

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香介の中学に新しく赴任してきた校長は、お土産代わりに好きな給食を一食プレゼントすると浅はかな約束をする。結果、200人分のステーキを振る舞うはめになってしまった校長のために香介が考えたのは、バラ肉を重ねあわせ、ドラム缶に巻きつけて焼くことで、一度に大量に焼き上げることのできる「回転網焼きステーキ」だった。
ドラム缶は洗っているので問題はない。というか実際、給食のおばちゃんがドラム缶を洗っているシーンがある。



4巻「ジャンボバーベキュー大会の巻」より

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臨海学校に来た香介だったが、最終日の昼、バーベキューをするはずだった海の家のプロパンガス設備が故障する。他の店に行くには1時間はかかるし、特別保護区である海岸では火が起こせない。このピンチに、香介は太陽光で熱したトタン板を使って肉を焼くことを思いつく。
トタンは洗っているので(ry



6巻「ベジタブルスパゲティ!!の巻」より

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本場イタリアで修行してきたコックとスパゲティ対決をすることになった香介。具を一切使わない素パスタが勝負の題目のため、スパイスが絡みやすいよう、できるだけ細い麺が必要となった。パスタマシンの限界よりも麺を細くするために、香介は物干し竿に麺を固定し、自重で麺を伸ばす方法を思いついたのだった。
物干し竿は(ry



以上、6エピソードを取り上げてみた。そりゃねーよと突っ込みたくなるものばかりだが、実際に漫画を続けて読んでいると、まあそういうのもありなんじゃないかなーという気分になってくるから不思議だ。
これが拗れてくると、「なんで普通に鍋使って料理してんだろ」とか思ってしまうようになるので危険である。


余談だが、本作の原作者、牛次郎先生は、コミックス4巻以降、原作を外れ、原案という形で表記されている。つまり3巻までは氏のアイデアで料理手法が描かれているが、4巻以降はビッグ錠先生のアイデアで描かれているわけである。
そう考えると、最初の頃はホイールキャップとか洗濯機とかハープとか使っているのに対し、それ以降はドラム缶やトタン板や物干し竿と、だいぶ大人しくなっているという気もしないではない。



スーパーくいしん坊 (2) (中公文庫―コミック版)