『ロストアーカイブ』魔術師、還らず
新たな戦力を手に入れたポートエレンに待っていたのは、新たな絶望だった。
ゴブリンとカエルの群れに蹂躙される月詠の聖女。正月衣装のせいでくっころ成分が増したヴァレリ。味方のおじいちゃんを過労死させるリーザ。
ゴブリンの勇者に怯えながらも、ドラゴンがなんとかしてくれることを信じて今日もベヒモスをマップ端へ追い返していく。
前
『ロストアーカイブ』不公平な賛美歌 全カードレビュー - 傷口にユーゲル
デッキ
●各カード感想
・ブヒコーンベビー
大方の予想通り強い。うまくいくと自分が生み出した【ブヒコーン】が移動し、さらに新たな【ブヒコーン】が生まれ、永久機関が完成する。
1/1/3というスタッツも偉く、顔面前に置いて相手の結信を妨害するなどもあり。
しかし所詮1コストなのであまり過度な期待はしないほうが吉。
・天界の学者
【忍ばせた電】を5枚くらいデッキに入れたかったので、仕方なく採用した。
一応1枚差しの【テレポート】を含め、3枚がサーチ対象になる。
抜くかどうか非常に悩ましいところだが、他の1マナミニオンにあまり魅力を感じないのでとりあえず使い続けている。
今なら【加護を受けしもの】とかワンチャンありそう。
・忍ばせた電
地味に攻撃力デバフが強い。【クロエ】に撃って置物にするのも楽しいが、【エンペラー】が出てきて悲しいことになるからできれば相手ミニオンは丁寧に処理していきたい。
基本的には序盤に【獣語の通訳者】をはじめ、体力4までの特に危険そうなミニオンを討ち取るのが役割。これと【マナ詠みの預言者】、【リーザ】で誤魔化していくのが緑アグロ相手のムーブになるが、かなり厳しいことは否めない。
・魔術の先導者
強いの一言。移動によるデバフは相手を問わず有用。
ただ序盤で使う場合、1マナ捻出するのに頭を悩ませることもある。攻撃力が上がるわけではないので、討ち漏らした相手のミニオンが結信や挟撃の種になる可能性にも注意がいる。
・流浪の賢者
最強おじいちゃん。ときどきリーザで手札に戻ってくる。
4/4/6移動という事実がシンプルに強く、頼りがいがある。これもデッキに6枚くらい入れたい。
・正月ヴァレリ
色が赤ではないので体力は6止まりだが、攻撃力が5あるのは非常に大きい。カード1枚で対処できる範囲が広がった。
召喚で入手できる【天より高く】は相手ミニオンも移動させられるので、僻地へ追いやったり挟撃できる形にしたりと、まあまあ使いでがある。
移動時効果はほぼ飾り。奥義の【一気呵成】と組み合わせたいが、現状【雲外蒼天】や【獅子奮迅】からあまり変えたくない。
●雑感
文字通り爆発的に広まった緑バーンデッキをなんとかしなければ、ポートエレンに未来はない。
が、5、6ターン目にはゲームを畳みにくる相手に対して、青にもたらされた選択肢はかなり少ないといえる。
【爛漫のエリザベート】を再雇用すれば、2/3/2のスタッツで圧力をかけられるかもしれない。しかし、【通訳者】+【向こう見ずのゴブリン】の鉄板鬼畜ムーブをされると普通に厳しい。そうでなくても、【ドラゴンフロッグ】に相討ちを取られ、【リコ】に狙撃される体力はちょっと気になる。
もしくは、【黙殺の聖女】で結信を封じるか。【スイートシュガーハニーケーキ】は最初のうちは試してみたが、赤や青ならともかく緑相手には使い所がなく、抜けてしまった。
割と本気で【暴力的な彗星】の採用も検討しているのだが、小回りが効かなすぎてつらい。あとそこそこ【レアンドロ】を見るのもつらい。
次
『ロストアーカイブ』グリプス戦役(ビリジアン編) - 傷口にユーゲル