「誰が賢者を殺したか?」7話感想
話が動き始めてきた気がする。
・「まさか警察のデータを違法に盗み見たとは言えんしな」
今更な感もあるが。
・「事は一刻を争うんだろ、大きな危険が迫ってる」
危機がどんなものなのか不明なため、かなりふわふわした表現になってしまっている。
早いところ敵方の目的を明らかにしてほしい。
・フランク・バナーとかいうユーチューバー
炎上した同士で溝呂木くんと通じ合うものがあるかも。
明らかに日本人ではないが、何語を喋っているのだろうか? 自動翻訳機能があるとしても、相手の言語が何かはわかるはずだし、重要な手がかりになり得る。
・"一行"の名前に反応するバナーと喋った内容
もちろん何かの因縁があるのだろうが、バナーが継ぐ者たちの一員なのか、"一行"の一員なのかは不明。
どうやら複数の情報が溝呂木くんに与えられたらしい。
・「全部あなたのおかげよ"盗賊"ゾロ」
そうだね。
・突然のラブコメ的雰囲気と、和解する溝呂木くん&ノエル
この辺でちょっとやばそうなフラグを感じる。
・「ちょっとしゃべってみてもいいかもな。誰が気づくわけでもないし。明日ひとつだけ」
バナーがもたらした情報は、溝呂木くんにとって容易に伝えがたい内容だったらしい。
『ひとつだけ』という表現から、情報は複数もたらされたようだ。
『誰が気づくわけでもない』というのがちょっと謎。"一行"のメンバーだけにわかるような符丁だったり、間接的に別の真実が明らかになるような内容だったりするのだろうか。
・溝呂木くん退場
『死体を転がせ』の法則が発動した。
争った形跡がないことから、寝込みを襲われたか、顔見知りの犯行だと思われる。
また、アーミッシュであるノエルが死体を認識しているため、視覚ジャックによるフェイクではない。
しかし寝込みを襲われたとすると、死体が上半身を起こしているのが不自然ではある。
しかも部屋の入口に背を向けているため、不審者が入ってきて溝呂木くんを刺し殺したというのは考えにくい。
やはりここは、マルコさんが部屋に入ってきて、隙を見て殺したという説を推したい。
それにしても、これまでの溝呂木くんに対する態度といい、密室に二人きりの状況といい、思いっきりノエルが犯人と疑われる状況である。
FBIの捜査員がひとり付いていたはずだが、そちらはどうなっているのだろうか。もし無事で誰も部屋に出入りしていないなどと証言されたら、完全にアウトだが。
なんとなく、FBIの人も殺されている気がするが、それだとノエルが無事だったことがやはり不自然である。ノエルの身体能力を事前に知っていたから、危険は避けたということかもしれない。
どちらにしても、協力者の一般人を巻き込んで死なせてしまうという大失態を犯して、FBIはどう責任を取るのだろうか。
犯行についてまったく気づいていなかったノエルは、眠りが深かったのか、よっぽど静かに犯行が行われていたのか。
ここからダーゲンハイムの時のように、溝呂木くんの遺留データを捜査するのだろうが、都合よく犯人の姿が残っているとも考えづらい。とっくにデータは消されている気がする。
しかしそうなると本当に手がかりがなくなってしまうし、現状最も優秀な人間がいなくなってしまうため、完全にゲームオーバーになってしまう。
何かしらの方法で溝呂木くんが情報を残してくれていることを願う。
今回で新たに問題が生じる。
①溝呂木くんは誰に殺されたのか?
ミステリ的に考えると、もちろんダーゲンハイムを殺したのと同じ人物。ダーゲンハイムの時にアメリカにいて、今回日本にいる人物ということで、ノエルやFBIの面々は怪しい。
②溝呂木くんはなぜ殺されたのか?
バナーから得た情報を漏らされないためと考えるしかないが、そもそもこのことを知っている人間自体が限られる。
いくらなんでもバナーが誰かと通信できる状況にあるわけはないから、第三者が盗聴器か何かを仕掛けていたという可能性が考えられる。
しかしそれだと、単なる放火犯に対しての処置として過剰であるから、溝呂木くんのハッキングが警察側にバレていて、警察サイドがあらかじめ準備していたということになるだろうか。
ともあれ溝呂木くんがバナーとの会話のことを誰かに喋ったという描写はないから、盗聴されていたという可能性が最も高い。
一応大穴として、アスランが犯人の一味であるという説も出しておく。
今週の1コマ
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