傷口にユーゲル

主にアニメとか漫画とか仕事のこと

『ロストアーカイブ』不公平な賛美歌 全カードレビュー

全カード公開されたので、実装前ギリギリだけどレビュー。

※2019.12.28追記
【盾割りの大男】、【反抗する魔術師】、【ゴブリンの名医】、【擬態するメレオス】、【規格外の贈与】、【詠唱録音機】、【有毒の樹】を修正。


ミニオン/赤

・深淵の騎士 4/4/3
[深淵の犠牲]
召喚時:手札を1枚ランダムに捨てる
[魔鎧]
このミニオンはスペルやスキルで選択されず、受けるダメージは1軽減される

評価★★☆☆☆
実質4/4/4以上だが、召喚時のデメリットがなかなか痛い。また結信なしだと同コスト帯のミニオンに普通に殴り負けるので、相手の手札を確認したあとに出すなど工夫が必要。
ただ、アンタッチャブル能力は普通に強いので、【獣語の通訳者】などでバフされると手に負えなくなる可能性がある。選択されなくても普通に【は~たん】で死ぬのでやっぱり微妙かもしれないが。


・冥府からの使者 5/2/2
[挑発]
このミニオンを攻撃可能なミニオンは、このミニオン以外攻撃できない
[現世への道]
自分のターン開始時:このカードが墓地にあるなら、このカードを手札に戻す

評価★★☆☆☆
マタンゴ】より1マナ増えて1周り大きくなったが、ドローが得意な赤で必要な効果かというと微妙感は拭えない。一応、結信の必要がない、挑発持ち、手札から捨てるだけの機械として使えるという利点があるのでノーチャンスというわけでもない。
でも今回の追加カードはランダムディスカードが多いので……。


・4番隊隊長 デュオニス 5/4/7
[火ノ国の狼煙]
召喚時:周囲1マスの自分のミニオンを+1/-1する
[慈悲無き進軍]
自分のターン開始時:周囲1マスの自分のアードベッグミニオンは1マス前進する

評価★★★☆☆
【ナタリー】と同等のスタッツ持ち。召喚時の効果はデメリットにもなるが、進軍持ちの奇襲性を多少上げられるというのは悪くない。ターン終了時の効果も、相手の行動を制限できる。かもしれない。


・2番隊隊長 フィリップ 6/4/7
[誘導]
攻撃時:攻撃したミニオンとこのミニオンの配置を入れ替える
[王者の覇道]
移動時:このミニオンを+1/+0する
[覇者の握拳]
このミニオンの攻撃でミニオンが撤退するたび、再び攻撃できる

評価★★★★★
[誘導]と[覇者の握拳]の合わせ技により、ある程度のサイズまでなら相手ミニオンを殲滅できるスペックがある。[王者の覇道]の『移動時』というのが[誘導]による移動も含まれるなら更にヤバい。たぶん含まれるから結局ヤバい。


・武術の達人 1/1/2
[卓越した武術]
攻撃時:攻撃したミニオンを1マス押し出し、このミニオンを+1/+0する

評価★☆☆☆☆
コラボで先行実装された組。新環境の赤に席はおそらくない。


・3番隊隊員 エレナ 2/2/3
[積極的な後押し]
召喚時:周囲1マスのミニオン1体に1ダメージ与えて、1マス押し出す

評価★★★★☆
とりあえず挟撃含めて3点。押し出し効果は味方ミニオンに使って顔面を殴りに行くなど、使える場面は多い。
しかし優秀カードが揃う赤の低コスト帯は、このレベルでも無条件に入れるという感じではない。


・銀騎士 ステラ 4/3/4
[魔封じの銀剣]
召喚時:選択されたミニオン1体はアクティブスキル以外のスキルを失う
(スキルによる影響も無効化される)
[魔除けの銀鎧]
このミニオンはスペルで選択できず、効果を受けない

評価★★★☆☆
効果は強いが、誰を対象にするかというとちょっと悩む。低コストのシステムミニオンを対象にするにはちょっと重いので、【豊穣のエルフ】あたりを置物にするのがいいか。やはり移動系効果を無効にできないというのが悩ましいところ。
このゲームは『でかいは強い』というところがあるので、マナレシオのよくないこのカードはテキストを有効活用できないと苦しい。ただ、ひとつ下で書いているようにコンボ目的で使うという選択肢もある。
[魔除けの銀鎧]はオマケ効果な感じ。ただ【絶滅の嵐】で自分だけ生き残るという小技ができる。青にスペルが大量追加されたのでそれが流行ればワンチャン。


・繋がれた凶爪 5/6/10
[封印されし爪]
このミニオンは攻撃できない
[生き餌]
自身のターン開始時:このミニオン以外の自分ミニオン1体を破壊する

評価★★☆☆☆
今回のおもしろ枠筆頭。とりあえず【銀騎士 ステラ】でテキストを消せば、破格のマナレシオで活躍できる可能性がある。ただし回避能力は一切ないので、は~たんやモエエに即死させられる。
また、下記【規格外の贈与】で相手に渡すプレイが可能。こちらがメインのデザイナーズコンボか。


・ガラス槍の兵士 1/1/2
[行軍] 1マナ
このミニオンを縦直線上の自由なマスに移動させる
[玻璃の煌めき]
このミニオンはスペルで選択できず、効果を受けない

評価★★☆☆☆
回避能力を持つ小型ミニオン。ダメージスペルの流行り方ではワンチャン生まれるかもしれない。というかこの手のスペル避けカードと通常のカードがある場合、【テンペスト】の処理はどうなるのだろうか。このカードに連続2ダメージがすべて注がれる可能性があるなら、嫌がらせにはよさそう。


・情報屋 1/1/2
[移動] 1マナ
このミニオンを周囲1マスの自由なマスに移動させる
[暴かれた知識]
移動時:[知識]を1枚手札に加える
『知識:1マナ 自分は手札を1枚捨て、カードを1枚引く』

評価★☆☆☆☆
スペルデッキの可能性は未知数だが、ファーストインプレッションでは使い道が無いように見える。


・4番隊副隊長 リビエラ 2/3/2
[行軍] 1マナ
このミニオンを縦直線上の自由なマスに移動させる
[慈悲無き双舞]
移動時:X字1マスのミニオンとプレイヤーに1ダメージ

評価★★★☆☆
早い話が移動後の斜め隣に1ダメージ。3マナあればプレイヤーに直で1点飛ぶ可能性があるというのは悪くない。左右中央どちらかに置き、相手顔面横に移動して自分の【モーラ】を落とせば合計2点。一発芸。


アードベッグの名コック 2/1/5
[シェフの気まぐれ]
召喚時:周囲1マスの食材ミニオン1体を破壊し、周囲1マスの自分ミニオンを+1/+1する
[料理人]
召喚時:自分の食材ミニオンのマナコストを-2する

評価★★☆☆☆
【オニオンバギー】の魂を受け継いだコックさん。食材ってオニオン以外に誰がいただろうか。
[料理人]はまあ普通に考えて、手札の対象カードを永続的にコストダウンさせるのだろうが、『食材』カテゴリーで強力なカードが追加されるという未来が見えない。ベヒモスを食材と見なすくらいのインパクトがほしい。


・騎士団を目指す狼少年 リオン 2/2/2
[立ち向かう勇気]
攻撃時:相手ミニオンのマナコストがこのミニオンより高い場合、このミニオンを+2/+0する。

評価★☆☆☆☆
モナー御用達になるだろうカード。ふんどしへのこだわりが垣間見える。


・苦悩売りの悪魔 3/3/4
[挑発]
このミニオンを攻撃可能なミニオンは、このミニオン以外攻撃できない
[ディストレス]
召喚時:自分は手札を2枚選んで捨てる。相手は手札を1枚ランダムに捨てる

評価★★☆☆☆
【冥府からの使者】を捨てればノーダメ……とはいかなかった。普通に使うとさすがにハンドアドが悲鳴を上げる。ただ使われる方からするとストレスがマッハ。さすがに苦悩売り。


・盾割りの大男 4/3/5
[挑発]
このミニオンを攻撃可能なミニオンは、このミニオン以外攻撃できない
[大盾割り]
召喚時:選択したミニオン1体を-0/-2し、周囲1マスのミニオンの挑発を失わせる

評価★★★★★
実質4/5/5みたいな動きができる。単独4マナで5点出せればという場面はゲームをやっていればそこそこで体験する。つまりラスフィアを殺すためのカード。
また結信済み体力4勢を処することもでき、遠くで2点与えつつ自分は別のミニオンを殴って3点、と振り分けることもできる。器用すぎる1枚。

※追記
ミニオンの選択は自分の周囲1マスしか不可能だった。残念だがそれでも十分強い。

ミニオン/青

・魔力の収集者 3/2/1
[魔力との邂逅]
召喚時:自分の手札に[テンペスト]を1枚加える

評価★★★★☆
強化された【テンペスト】をデッキ外から加えるカード。順当に強いと思われる。


・流浪の賢者 4/4/6
[移動] 1マナ
このミニオンを周囲1マスの自由なマスに移動させる
[賢者の手法]
移動時:手札に[賢者の焔炎]を1枚加える
『賢者の焔炎:4マナ 選択したミニオン1体か、プレイヤー1人に2ダメージ』

評価★★★★★
激強。高スタッツなのも評価が高いが、5マナあれば即座に[賢者の焔炎]を入手できるのが偉い。ソフトトーントなので相手はこのカードを処理せざるを得ず、【クリス】などを同時に出せば嫌な択を迫れる。あとたぶん魔術師なのも○。
次環境の青を担う1枚。


・大器の聖女 アリシア 7/1/4
[超越した魔力]
召喚時:自分のスペルのマナコストは1になる(この効果は撤退時に無効化される)
[超越した魔力]
存在時:スペルカードを引くたび、そのマナコストを1にする

評価★★☆☆☆
基本趣味枠だが、イラストとCVアドが素晴らしい。
一応このカードと【ロストカラー】が手札にある状態でかつ8マナあれば、強くてニューゲームができる。
しかし安全を期すなら【タイダルウェイブ】も追加したいし、でもそれだと安定性がキツそうだしで、やはり一発芸の粋を超えなさそう。


・反抗的な魔術師 3/3/3
[知識からの離反]
自分が手札を捨てるたび、相手プレイヤーに捨てた枚数分ダメージ

評価★★★☆☆
コンボ用カード。下記【天の炎】などで楽しいことになる。
また、【夢乗りの鉱山】などでドロー加速して、手札調整でダメージを与えるというのも面白そう。

※追記
手札が燃える時は『手札を捨てた』という扱いにならないらしく、効果が発動しなかった。


魔術の先導者 3/3/4
[移動] 1マナ
このミニオンを周囲1マスの自由なマスに移動させる
[実践教育]
自分のミニオンが移動したとき、周囲1マスの相手ミニオンを-2/-0する

評価★★★★☆
今弾は移動が安売りされている。色を考えなければ【密林の黒ヒョウ】の上位互換みたいな能力で、まあ普通に強い。
あと暫定魔術師なので(個人的に)ポイントが高い。


・神威のクジラ 5/3/7
[空中浮遊] 1マナ
このミニオンを自由なマスに移動させる
[神秘の恵み]
移動時:このミニオンの体力を3回復する

評価★★☆☆☆
今弾貴重な空中浮遊持ち。しかしちょっとパンチ力不足か。なんだか【天聖ゴーレム】を彷彿とさせる。さすがにあっちよりはだいぶマシだが。


・ブヒコーンベビー 1/1/3
[迷子の子豚]
自分のミニオンが移動したとき、手札に[ブヒコーン]を1枚加える

評価★★★★★
強い。待望の1/1/3なのに加え、効果が無理なく起動でき、呼んでくる【ブヒコーン】自体も使える。あとイラストがかわいい。


天界の学者 1/1/1
[移動] 1マナ
このミニオンを周囲1マスの自由なマスに移動させる
[知識の探究]
移動時:デッキから自分の手札に2マナ以下のポートエレンのスペルを1枚加える

評価★★★☆☆
先行公開時にやや物議を醸したカードだが、無事[移動] がついた。
体力は虚弱なものの、2マナでサーチできるのは可能性を感じる。【テレポート】を確定サーチするなど。


・魔法制御の使徒 3/3/4
[挑発]
このミニオンを攻撃可能なミニオンは、このミニオン以外攻撃できない
[魔力の光束]
存在時:選択したミニオン1体は攻撃できずアクティブスキルを使用できない

評価★★★★☆
このカードの[挑発]はデメリット効果。しかし標準スタッツを持ちつつミニオン1体を封じられるのは強い。


・未熟な火術師 3/3/3
[未熟な失敗]
召喚時:手札を1枚ランダムに捨てる
[暴走する火術]
召喚時:周囲1マスのミニオンを選択して3ダメージ

評価★★☆☆☆
召喚時効果は破格だが、デメリットも相応。
上記【反抗的な魔術師】とのコンボもあり得るとはいえ、6マナかけてやるべきことだろうかという疑問はある。

ミニオン/緑

・ゴブリンの勇者 1/2/2
[愚鈍の英傑]
召喚時:周囲1マスの選択したドラゴン1体を破壊する

評価★★★★★
デメリットなし1/2/2の時点で十分強い。そしてなぜかついでのように青が割りを食った。


・魔力の守護者 3/3/4
[挑発]
このミニオンを攻撃可能なミニオンは、このミニオン以外攻撃できない
[力の解放]
いずれかのプレイヤーがスペルをプレイするたびこのミニオンを+1/+1する

評価★★★☆☆
コラボ先行実装組。スペルが流行りそうな気配がないこともないので、案外活躍する場面もあるのではないだろうか。


・奮い立つ小獅子 レアンドロ 3/2/2
[移動] 1マナ
このミニオンを周囲1マスの自由なマスに移動させる
[獣王の資質]
存在時:周囲1マスの自分のミニオンを+1/+1し、そのミニオンはスペルの効果を受けない

評価★★★★★
強いと思う。とりあえずバフ内蔵なので召喚が無駄になることは少ない。ただこのカード自体は貧弱なので、挑発持ちを隣に置いたりしたい。


・踏み荒らしの魔獣 5/5/7
[横行闊歩] 3マナ
このミニオンを周囲1マスの自由なマスに移動させる(1ターンに何度でも使用できる)
[踏み荒らし]
移動時:このミニオン以外の周囲1マスのミニオンに2ダメージ

評価★★★★☆
【クロエ】と同等のスタッツに、移動しながらダメージばら撒き効果。
【2番隊隊長 フィリップ】ほどのインパクトはないが、十分存在感はある。


・威を借るサテュロ 2/0/3
[挑発]
このミニオンを攻撃可能なミニオンは、このミニオン以外攻撃できない
[獣王の後ろ盾]
召喚時:周囲1マスの自分のミニオン1体を選択する、このミニオンの攻撃力はそのミニオン元々の攻撃力と同じになる

評価★★☆☆☆
最悪肉壁として運用できるが、序盤ほぼ役に立たなそうなのが気になる。相手を選択できればと思ったりもするが、さすがに強すぎるか。


・高慢な猫姫 2/2/3
[猫姫の矜持]
召喚時:自身以外の周囲1マスのカリラミニオンは+0/+1し、挑発を得る

評価★★★☆☆
地味に優秀。地味。


・ゴブリンの名医 2/2/3
[愚鈍の治療]
召喚時:自分ゴブリンを1体破壊し、自分のライフを2回復する

評価★☆☆☆☆
回復目的なら【シーハンター】や【水辺のエルフ】がいる。ゴブリンを能動的に破壊する手段として使えるが、使う場面が思いつかない。

[愚鈍の治療]
召喚時:ゴブリンを1体破壊し、自分のライフを2回復する
評価★★★☆☆

※追記
この記事を書いた時点では『自分ゴブリン』という記述だったのだが、実装時には相手のゴブリンも対象にできるようになっていた。現状ゴブリンが結構流行っているのでメタカードとして使うのもいいかもしれない。


・擬態するメレオス 3/2/3 3/1/3
[精巧なる擬態]
召喚時:周囲1マスの自分のミニオン1体を選択する、このミニオンの能力はそのミニオンと同じになる(召喚時効果は対象にならない)
[遠距離攻撃]
このミニオンは2マス先まで攻撃できる。攻撃した相手ミニオンが、このミニオンに攻撃できない場合は反撃されない

評価★★★★☆
すごく可能性を感じるカード。召喚時効果が対象にならないので、結信や挟撃時の効果もダメなのだろう。が、【蜜集めのフェアリー】や【獣語の通訳者】、【ゴブリンの王】、【奮い立つ小獅子 レアンドロ】等をコピーすると非常にウザいのは間違いない。また、【向こう見ずのゴブリン】を対象にするだけでも、【ウェアルー】と等価になれる。
色を混ぜて、【千夜】や【クレア】、【スチームキャット】あたりをコピーするのも面白い。

※追記
なぜかスタッツを3/2/3と思い込んでいた。でもカード追加されるほど強化される系なので、可能性に変わりはない。


・自信過剰なヴィクトリオ 3/3/4
[移動] 1マナ
このミニオンを周囲1マスの自由なマスに移動させる
[挑発]
このミニオンを攻撃可能なミニオンは、このミニオン以外攻撃できない
[レッドカーペット]
移動時:このミニオンを+0/+2する

評価★★★★☆
小型の【カンナ】といった趣のカード。今弾は全体的に3マナの拡充が大きい。移動は持っているだけで嬉しいが、このカードは移動すると体力バフがついてくる。大型までのつなぎとして十分すぎる性能。黒ヒョウとはなんだったのか
もちろん上記【メレオス】のコピー先にするのも楽しそう。


ひよこ豆3兄弟 2/1/2
[三兄弟の大冒険]
移動時:このミニオンを+1/+0する
[ひよこ豆の爆発]
撤退時:周囲1マスのミニオンにこのミニオンの攻撃力分のダメージ

評価★☆☆☆☆
何かしらの効果で移動させれば攻撃力が上がり、撤退時にはその分のダメージを撒き散らせる。
が、もとの貧弱さはいかんともし難く、このカードを育てるより普通に大型を出したほうが……という感想は否めない。


・ゴブリンの先導者 3/3/3
[挑発]
このミニオンを攻撃可能なミニオンは、このミニオン以外攻撃できない
[愚鈍の先導]
自分のミニオンが移動したとき、このミニオンを+2/+0する

評価★★★☆☆
どこかで自分のミニオンが移動すれば攻撃力+2。が、できなければ実質3/3/3挑発のみ。
序盤の競り合いで手札に来ると厳しそうだが、うまく【向こう見ずのゴブリン】や【長靴を履いた猫】などと連携できれば化ける可能性はある。


ゴブリンの爆弾部隊 3/1/2
[移動] 1マナ
このミニオンを周囲1マスの自由なマスに移動させる
[自爆]
移動時:周囲1マスのプレイヤーとミニオンにこのミニオンの攻撃力分のダメージ。このミニオンを破壊する

評価★★★★★
プレイヤーにもダメージが行くと書いてあるので強い。
手軽に攻撃力を盛る手段として、【ゴブリンの王】、【瞬間的な増強】、奥義の【獅子奮迅】などがある。単体で召喚→【瞬間的な増強】→【獅子奮迅】→移動で6マナ5点のダイレクトアタック。がんばって結信したり【希望の標】が発動できればもっとダメージが伸びる。やはり近代兵器が最強であった。


・大樹の剣士 4/3/6
[挑発]
このミニオンを攻撃可能なミニオンは、このミニオン以外攻撃できない
[深緑の神風]
召喚時:周囲1マスのミニオンに1ダメージ与え、1マス押し出す

評価★★★★☆
先行配布で使ってみた。常識的な範囲で強い。
自分のミニオンに効果が及ぶのが嫌な場面も多いが、召喚時1点はやはり状況によってはとても強い。押し出しで移動効果を発動させることもできるし、一定の存在感は持ち続けるだろうカード。


・トノサマドラゴンフロッグ 4/2/2
[跳躍] 1マナ
このミニオンをX字1マスの自由なマスに移動させる
[火炎吐き]
撤退時:周囲1マスのプレイヤーとミニオンに2ダメージ

評価★★★★★
当然の権利のように移動効果を持っている。X字なので正面や後方には動けないものの、ないよりはあったほうがいいに決まっている。
そして問題の効果は、撤退時プレイヤーを含む周囲にダメージばら撒き。どうも今回の追加ではプレイヤーへの殺意が溢れているように思う。
上記【ゴブリンの爆弾部隊】と合わせてバーンを狙ってもいいし、複数のミニオンを巻き込んでプチベヒモスみたいなことをやってもいい。さすが殿様でドラゴンという感じのカード。


マタンゴマッシュドラゴン 5/3/5
[移動] 1マナ
このミニオンを周囲1マスの自由なマスに移動させる
[菌竜信仰]
移動時:移動元のマスとランダムな周囲1マスに1/1の[マタンゴ]を召喚する

評価★★☆☆☆
今回カリラにドラゴンがいくらか追加されている。【ゴブリンの勇者】を活躍させてほしいというメッセージだろうか。
移動されると非常にウザったい効果を持つ。実質的には6マナで5/7(ただしマタンゴ2体)ぐらいのイメージでいたほうがいいだろうか。しかし2体目のマタンゴはどこに出るかわからないし、緑の5マナ帯はあまりに枠がカツカツすぎる。ミニオンを大量展開したいというニーズには合うかもしれない。


・双頭の狼 4/4/5
[移動] 1マナ
このミニオンを周囲1マスの自由なマスに移動させる
[挑発]
このミニオンを攻撃可能なミニオンは、このミニオン以外攻撃できない

評価★★★★☆
こちらこそまさしく小型【カンナ】。挑発は要らないから移動を行軍にしてほしいと思わないでもないが贅沢は言えない。
【彷徨う怪物】とどちらを選ぶかはデッキと相談。

スペル/赤

規格外の贈与 1マナ
[規格外の贈与]
5マナ以上の自分のミニオンとレリックは全て対戦相手のコントロールになる。自分はカードを1枚引く

評価★☆☆☆☆
【繋がれた凶爪】を押し付けろと書いてある。合計6マナと手札2枚(ドローがあるので実質1枚ではあるが)を使ってやることだろうかという疑問はロゼッタ様の可愛さで忘れよう。

※追記
複色デッキにした時のコスト上昇ペナルティも反映されるので、他色の3マナ以上のカードなら押し付けることができるらしい。
しかし時代が来ていたはずの【死神からの贈り物】が滑り込み修正で2マナになったので、対象にできなくなってしまった。他色で送りつけるなら下記【有毒の樹】が有効か。


・拘束 1マナ
[拘束]
選択したミニオン1体を-1/-0し、[次のターンの開始まで攻撃とアクティブスキルを使用できない]を付与する

評価★★☆☆☆
先行実装の時間稼ぎカード。青にあればもう少し使い勝手は上がったか。


・侵略の大号令 4マナ
[侵略の大号令]
自分のミニオンを前方に1マス移動し、自分のアードベッグミニオンを+1/+1する

評価★★☆☆☆
4マナスペルとしては少し物足りない。


不法監査 2マナ
[不法監査]
相手の手札を確認し、カード1枚を墓地に送る。自分プレイヤーに2ダメージ

評価★★★★☆
ツイッターで公開されていた時よりダメージが増えている気がする。
ともあれ、プレイヤーに過剰なストレスを与えにいくカード。既存ハンデスと違い、対象がいなくて不発になるということがない。対応範囲が広くコンボデッキの天敵となりえ、なぜこれが青ではないのかという疑問を抱かせてくれる。
このカードを実装するためにバーンカードが増えたのか、バーンカードが増えたからこのカードが許されたのか、それは今弾の謎の一つである。


・掃討戦 3マナ
[掃討戦]
攻撃力が2以下の全てのミニオンを破壊する

評価★★★☆☆
環境次第というしかないが、攻撃力2以下はかなりのシステムミニオンが範囲に入るので悪くない。逆に言うとシンプルに大型を出してくるデッキには無力で、赤相手が苦しそうに見える。

スペル/青

・好機の召喚 3マナ
[好機の召喚]
自分の手札にあるランダムなミニオンを1体召喚する

評価★★☆☆☆
完全にコストを踏み倒せるが、対象はランダム、手札2枚消費、活用しようとするとマナカーブが歪むなどなど、デメリットも非常に目立つ博打カード。
さすがに召喚時効果は発動すると信じたいが、安定感とは程遠いので、e-Sportsを味わいたい時専用。


・時の揺り篭 3マナ
[時の揺り篭]
自分プレイヤーの手札のスペルカードのマナコストを-1する

評価★☆☆☆☆
このカード自体が3マナなので、少なくとも3枚のスペルは対象にしたい。が、それでも盤面になんの影響も及ぼさない3マナというのは非常に重い。スペル連打ヴァレリが強くなるかというと、それも微妙な感。


・暴力的な流星 4マナ
[暴力的な流星]
中央4マスのミニオンに7ダメージ。自身の最大マナを-1する

評価★★☆☆☆
中央4マスを焦土にできる。しかし使う場所を選ぶ火力はここぞという場面で信用できず、このデメリットもちょっとキツい。


・解除 1マナ
[解除]
選択されたミニオン1体はアクティブスキル以外のスキルを失う
(スキルによる影響も無効化される)

評価★★☆☆☆
雲散霧消系スペル。軽いのはいいがその分インパクトも薄い。


・魔力の解放 1マナ
[魔力の解放]
ミニオン1体を+1/+1し、周囲1マスのミニオンを1マス押し出す。

評価★★★★☆
ミニオンが必要なものの、【テレポート】より軽い移動系スペル。【流浪の賢者】が突然2回移動したりできる。
普通にバフとして使ってもいい。1マナスペルに有用な選択肢が増えた。


・夢幻の共鳴 2マナ
[夢幻の共鳴]
選択したミニオンに1ダメージ、自分の手札に[夢幻の共鳴]を1枚加える

評価★★☆☆☆
夢はありそうだが、さすがに悠長すぎるか。ダイレクトに『手札に加える』なので、ヴァレリには追い風。


・忍ばせた電 2マナ
[忍ばせた電]
ミニオン1体に4ダメージ与えて-2/-0、兵器ミニオンならさらに-3/-0する

評価★★★★★
【ファイアージャベリン】が青にほしいという願いが天に届いた結果のカード。4ダメージなので、2ターン目に無造作に置かれる【長槍兵】や【ホブゴブリン】を処せる。
攻撃力ダウンの方も地味にうれしい。

スペル/緑

霧中の襲撃 2マナ
[霧中の襲撃]
選択した周囲1マスの相手ミニオンを-2/-0する

評価★★☆☆☆
大抵の場合は【境界からの伝言】のほうが優先だろうが、環境次第ではまあ悪くはないかも。

レリック/赤

・バジリカ 1マナ
[大聖堂]
存在時:自分プレイヤーはスペルやスキルで選択されない

評価★☆☆☆☆
増えまくったバーンを一身に受け止める健気なカード。しかし【ゴブリンの爆弾部隊】や【トノサマドラゴンフロッグ】は意外にもスルー。信仰と無縁な畜生には無力であった。

レリック/青

・知識の交易所 2マナ
[知の取引]
自分のターン終了時:自分の手札に[知識]を1枚加える
『知識:1マナ 自分は手札を1枚捨て、カードを1枚引く』

評価★★★☆☆
【知識】で【知識】を捨てられるので、時間はかかるがまあまあドローできる。しかしやはり、これの真骨頂は【反抗的な魔術師】とのコンボだろう。


・詠唱録音機 1マナ
[詠唱録音]
いずれかのプレイヤーがスペルをプレイする場合、そのスペルと同じカードをデッキに加える

評価★★★☆☆
おもしろそうがすぎる。【さらなる知識】でデッキを埋め、ドローしまくって手札調整で【反抗的な魔術師】を発動させるとかできないだろうか。今思いついただけなので実現性は不明。

※追記
できませんでした。


・天の炎 3マナ
[天罰]
自分のターン開始時:相手プレイヤーに2ダメージ
[神罰]
自分のターン終了時:自分の手札をランダムに2枚捨てる

評価★★★☆☆
【反抗的な魔術師】とのコンボのためにあるようなカード。返しの相手ターンで破壊されるとさすがにショックだが、効果自体は強い。


スイートシュガーハニーケーキ 1マナ
[ほっぺたが落ちちゃう]
召喚時:周囲1マスのミニオンを-1/+1する
[スイートフレグランス]
召喚時:デッキから自分の手札に2マナ以下のミニオンを1枚加える

評価★★★★☆
強いのでは。基本的に自分ミニオンの周囲に出すことになるだろうが、各種システムユニットを出すことが多い青では攻撃力デバフのマイナスもあまり気にならない。【マナ詠みの預言者】と3マナ【クリス】で結信→これでだいぶ処理しにくい形を作れる。
もちろん手札が減らないのも嬉しい。そして地味ながら、レリックとして場に残るため、相手がレリックを出すのを多少妨害できるかもしれない。

レリック/緑

・静寂の森 4マナ
[静粛]
召喚時:周囲1マスのミニオンはアクティブスキル以外の全ての能力を失う
[静寂]
自分のターン終了時:周囲1マスのミニオンはアクティブスキル以外の全ての能力を失う

評価★☆☆☆☆
数字の大きいやつが強いというシンプルな世界を提供するカード。ただ、相手ターンの召喚時能力は防げず、効果発動が自分のターン終了時という、言うほど静寂じゃなくない? という思いを禁じえない点はある。


・魔封じの遺跡 1マナ
[魔力の霧散]
召喚時:手札のレリックとスペルのマナコストを+1する(この効果は撤退時に無効化される)
[魔力の霧散]
存在時:レリックとスペルを引くたび、そのマナコストを+1する

評価★★★★☆
書き方的に、すべてのプレイヤーが対象になる。はず。
青使いが悶絶するような効果を持っている。逆に、デッキ全部ミニオンというような相手にはまったく通用しない。カードゲーム的にはメタカードとしてまああり得るかなという感じだが、過剰なストレス枠に入っているとは思う。
特定のデッキに対して露骨に強いカードは、ゲーム的なバランスとは別の点でヘイトを受けるので、あまり好きではない。


・有毒の樹 3マナ
[収奪せし生命力]
自分のターン終了時:範囲内のミニオンを-1/-1する
[穢れの樹液]
自分のターン開始時:自分プレイヤーに1ダメージ

評価★☆☆☆☆
回復が豊富な緑ならデメリットをごまかしつつミニオンを弱体化できるが、さすがに悠長では。

評価★★☆☆☆

※追記
【規格外の贈与】で相手に送れるという光明が見えた。しかし多色デッキかつ6マナ使ってこの効果はささやかに思えてならない。
やるのなら、せっかく送ったこのカードをメイドやモエエに割られてしまっても泣かない強さを持っていきたい。


・ゴブリンの金棒 0マナ
[金塊]
召喚時:このレリックと同じマスに存在するゴブリンを+1/+0する

評価★☆☆☆☆
【ゴブリンの爆弾部隊】を6マナ6点に変更で。といいたいがこれを入れる余裕がどれだけあるだろうか。0マナなので相手の計算を狂わせることができなくもないかもしれない。



『ロストアーカイブ』魔術師、還らず - 傷口にユーゲル