『賢勇者シコルスキ・ジーライフの大いなる探求』パロディ元ネタ考察(短編版2)
祝♥惨3巻発売決定
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『賢勇者シコルスキ・ジーライフの大いなる探求 痛』パロディ元ネタ考察 - 傷口にユーゲル
●緊急特別短編:《日常生活と弟子》
――早朝。弟子の朝は早い。
『プロフェッショナル 仕事の流儀』などの職人系ドキュメンタリーで聞くフレーズ。元ネタとしてはずっと昔からある模様。
(略)さっきまでは一匹だったのだが、もしかしたら虫界の中で、シコルスキの尻がパワースポットみたいな感じでバズったのかもしれない。虫だけに(激ウマ)
『バズる』の語源は英語の『buzz(虫がブンブン羽音を立てて飛び回る)』から。
「つまり結界魔法とは、こう……バッと張ってグッと待ってガッと出る感じです。それをニュルンベルクッ! 感と共に打ち込めば、誰でも簡単に結界を張ることが可能に!」
長嶋茂雄の打撃理論、「スーッと来た球をガーンと打つ」に近いものがある。また、ニュルンベルクはドイツの一都市。電撃文庫的にはやはり『ニュルンベルクのマイスタージンガー』を思い出す。
なので原稿料も出ない趣味程度のカクヨ村短編で描写するぐらいが丁度いいだろう……。
出ないのか……。
●緊急特別短編:《オフ日と弟子》
「バカ犬の躾か何かですあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
ビリビリビリ……と、サヨナの全身に電流が流れた。
『ゼロの使い魔』の主人公平賀才人が、ヒロインのルイズに「バカ犬」と呼ばれること、およびルイズの嫉妬によって虚無の魔法で躾されることから。
案の定ユージンを十万ボルトが襲う。やっぱ雷よりもこっちやで!
ポケットモンスターシリーズにおける電気タイプの技。命中不安定の雷に対して十万ボルトは威力がやや低い代わりに命中率が100%で、安定性を取りたいトレーナーはこちらを覚えさせる。
「拷問と肛門で他人を陥れるヤツは純粋悪って言うんだよ!!」
サヨナがシコルスキに目配せした。またもシコルスキが手を挙げる。
「あああああああああああああああああクソぁぁああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
「魔人ブウを想起させるようなツッコミはNGです」
『ドラゴンボール』に登場する魔人ブウが、感情の暴走により『魔人ブウ(善)』と『魔人ブウ(純粋悪)』に分離したことから。激痩せ体型の魔人ブウ(純粋悪)が魔人ブウ(善)を吸収することで、魔人ブウ(悪)に変化した。
「そこまで関係ないのにD文庫のことが死ぬほど嫌いになりそうですよ……」
今は亡きSD文庫(スーパーダッシュ文庫=現ダッシュエックス文庫)を思い出させる。
「他人に電気を流すという行為は少なくとも愛由来の行為ではない……って言おうと思ったんですけど、わたし可愛いので何言いたいか忘れちゃいました☆ てへぺろ☆」
声優の日笠陽子の持ちネタ。今では人口に広く膾炙し、さまざまなシーンで使用される。
「言ってねえよ? 空耳じゃん? 耳鼻科へGOじゃん?」
タイトーのシミュレーションゲーム『電車でGO!!』から?
「続きましてはユージンくんのスタープン!」
「略し方にセンスがねえな……」
「どこかの指導者みたい……」
旧ソ連の政治家、スターリンから。プーチン大統領もちょっと混ざっている。
「共に村民の質は似たり寄ったりラジバンダリですからねえ」
「ラジバンダリ!?」
芸人のラジバンダリ西井から。
「二つ名はどうします?」
「ねずみポケモンでいく」
「ピカチュアあぁああァアアァア!!!」
「先生もうこの有害物質(キノコのほうし)に喋らせないでください!!!!」
『ポケットモンスター』シリーズの顔といえば、ねずみポケモンのピカチュウ。また、キノコのほうしは100%の確率で相手を眠らせるという害悪な技。害悪戦術を使ってくるのは草タイプが多い(2回目)。