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傷口にユーゲル

主にアニメとか漫画とか仕事のことをつらつらと

ハースストーンのスタン落ちについて雑感

ゲーム ハースストーン

Blizzard社が大鉈を振るった。

「ハースストーン」、公式フォーマットにカード制限を設定へ - GAME Watch


ハースストーンがmtgのようにスタンダード落ちを導入し、今年の春の拡張パック追加と同時に、使えるカードが制限されるとのこと。

日本語版がリリースされてからあまり時間を置かないうちの発表ということで、各所で怨嗟の声が轟いている。
今回使えなくなるのは、『ナクスラーマスの呪い』と『ゴブリンVSノーム』。個人的には、集めていたカードが使えなくなるのは残念だが、親の顔よりも見飽きた面々が封印され、環境がフレッシュなものになるのはいいことだと思う。2ヶ月前にドクター・ブームをクラフトしたからといって泣いたりはしない。泣かないったら泣かない。



ハースストーンはなぜ運ゲーなのか - 傷口にユーゲル

この時の記事でもちょっと触れたが、ハースストーンの運営であるBlizzard社は、『初心者を取り込むこと』と、『飽きを感じさせないこと』を重視している(と思う)。結局のところ、現在プレイしている人間の反発より、これからゲームを始める人間、これからのゲーム環境作りの方にウエイトを置いたということだ。

新カードが強ければインフレが際限なく続き、これまで通り以下なら盛り上がらない。カードゲームが宿命的に持っているジレンマを克服する方法についての解答が、スタンダード制の導入なのだろう。

決まったことについてはどうしようもないので、今後の環境を考えてみたい。
実際のところ、上記2つのエキスパンションは強力カードが多く、ほぼあらゆるデッキに食い込んでいたので、それが禁止された場合、現在主流とされているデッキもだいぶ様変わりするだろう。





試しに、今回制限される中で、よく使われている中立カードをいくつか列挙してみると、

マッドサイエンティスト
・マジウザ・オ・トロン
・自動操縦のシュレッダー
・ドクター・ブーム

見事にクソカードばかりである。

特にシュレッダーとブームは過労死レベルで使い倒されていたので、ようやくのお役御免だ。
『とりあえず入れとけ』というカードが消え、選択肢が増えるのかどうかがこれからの課題である。



では次に、ヒーローごとの影響を考えてみる。


●メイジ

メックメイジ死亡。要のメカワーパー、シュレッダー、ゴブリンのブラストメイジ、他多数のメカが粛清され、手も足も出ない。
また、地味に不安定なポータルも禁止となり、運次第で大型ミニオンを不条理に押し付けるということができなくなった。
テンポメイジ、フリーズメイジはまだ軽傷か。ただしマッドサイエンティストがいないのが非常に痛い。


●ハンター

フェイスハンター、ミッドレンジハンターともに軽傷。ただしマッドサイエンティストがいなくなるのがやはり痛い。フェイスはグレイブズーカ、ミッドレンジはウェブスピナーが使えなくなる。
どうでもいいが、死んだふりには可能性を感じていたのに、あえなく希望が潰えてしまった。


パラディン

仇討禁止によりシークレットパラディン弱体。それ以上に、シールド・ミニロボ、兵役招集、コグハンマーあたりの頭のおかしい優良カードが使えないのが厳しい。
マーロックパラディンについては、終盤まで耐える回復力が確保できればけっこういけそうである。ヘドロゲッパーと骨董品のヒールロボに代わるカードが出れば、パラディンの主力デッキになるかもしれない。それ以前に、新パックで強いシークレットが登場すれば、相変わらずシークレットパラディンの天下になっているかもしれないが。


●ウォリアー

シールドメイデン、デス・バイトを取り上げられる。不安定なグールも禁止で、パトロンウォーリアは微弱体か。ヘドロゲッパー、ヒールロボが使えないこともあり、通常のコントロール系のほうはかなり厳しげ。



ドルイド

あまり影響なし。GvGのカードがどれも弱い。ただ、ナクスラーマスの亡霊が使えないのはやや痛いか。
個人的には、ホブゴブリンが使えなくなるのがとても寂しい。


ウォーロック

Zooがきつい。ネルビアンの卵、呪われた蜘蛛、インプァクトといった主力が軒並み使えず、代わりになるものがない。
レノロックに関しては、エサゾンビ、闇爆弾、インプァクトなどの序盤~中盤を凌ぐカードと、ヘドロゲッパー+ヒールロボのお決まりのセットがなくなるが、もともと1積みなので、新カードがハマればなんとかといったところだろうか。
ヴォイドコーラーやマルガニスも粛清されるので、けっこう不遇なヒーローである。


●シャーマン

アグロシャーマンのバリバリが禁止。それ以外は大して影響なし。
ただし転生とスカイゴーレム、ケルスザードあたりも使えなくなるので、夢のある断末魔デッキは諦めなければならなくなった。


●プリースト

今回の被害者筆頭。エサゾンビ、デスロード、ヘドロゲッパー、闇の教団の使徒、ヴェレンに選ばれし者、光爆弾、シュリンクマイスターなどなど、主力カードが軒並み幽閉されてしまう。
序盤を支えるカード、劣勢を盛り返すカードが消えるため、かなり苦しい立場になるのは必至である。


●ローグ

オイルローグ死亡。逆に言えば、オイル以外のカードは使える。問題は、唯一の回復手段であるヒールロボが取り上げられることと、オイルローグ以外のデッキタイプがあまり強くないことだろうか。
新カード次第でどうとでも変化しそうなヒーローではある。なお、優秀な断末魔カードが消えるため、地味にラプターローグも瀕死である。



ウォーロック、プリーストあたりが可哀想ヒーロー担当か。ローグはそもそもあまり使われていなかったので、むしろ新環境で躍進する可能性がある。パラディンに至っては正直、同情の余地がない。


●再評価されそうなカード

・チルウィンドのイエティ
4コストのライバル、シュレッダーとメカイエティが幽閉されるため、スタッツ最強のイエティは単純に強い。

・センジン・シールドマスタ
上記の理由に加え、1コス上下のヘドロゲッパーとデスロードもいなくなるため、相対的な価値は相当高くなると思われる。

・邪悪なる野次馬
シュレッダーに討ち取られない。シルヴァナス等、X/5に相打ち。
シールドマスタより優先するかはさすがに微妙だが、十分採用を考慮に入れていい気がする。

・決闘士
5ターン目はロウゼブかヘドロゲッパー出しとけといった感じだったが、どちらもいなくなるのでこいつ。5/5に一方的に勝てる。特に上記のカードを一撃で倒せるのは大きい。

・黒騎士
ヘドロゲッパーがいなくなり、挑発持ちを倒せば確実に相手の場を荒らせるように。



予想としてはこんなところ。
新カード追加と同時に旧カードにもNerfが入るらしいし、単純には考えられないが、やはり環境が変化するのは楽しみではある。

現在私がメインで使っているのはドルイドだが、ロアコンにメスが入らないことを祈るばかりだ。


デス・ロード 染血 (字幕版)