「誰が賢者を殺したか?」3話感想
今回も気になったところをまとめてみる。
前回の記事
eno000.hatenablog.com
・「前時代のAR補聴器だ」
気になっていたノエルと溝呂木くんの会話が解決。
・VR世界
ネトゲの中みたいなもの?
『勇者』アレンの「このVRソフト」という言い回しから、他にもソフトがあるのかも。
やはりネトゲっぽい。
・溝呂木くんのサイトが炎上したというエピソード。
溝呂木くんにスルースキルはなかったらしい。
どんなサイトを運営していたのか気になる。
・アスランの鳴き声に反応するマルコ。
ご主人が殺されそうだから鳴いて教えたのかも。
・「手元に残ったのはアレンに与えられた能力だけ」
ここにきて溝呂木くんが、能力をもらっただけの雑魚ギークである可能性が急浮上してきた。
てっきり『一行』は全員が凄腕のハッカー集団なのだと思っていたが、ただアレンに能力をもらっただけで、本人は何のスキルもない一般人であるというイヤな可能性が高まってしまった。
少なくとも溝呂木くんに関しては、VRのアバターに驚いたり、簡単に個人情報を抜かれたり、もろにIT素人という感じである。
・「最近よく考えているんだ。あの頃に戻れたらって」
そもそもこのアバターはダーゲンハイム本人なのだろうか。
VR世界の詳細が不明だが、アバターを他人になりすますくらいはできそうである。
さらに、溝呂木くんがクソザコナメクジナードである可能性を考えると、『目撃者』としての信頼性も危うい。簡単に騙されそうである。
・「おやすみ、ダーゲンハイム!」
1話の発言を回収。殺害予告ではなく、単なる挨拶だった。
ダーゲンハイムの瞳に映るゾロ。ここの映像が記録されていたということだろう。
DNAデバイスによる視覚・聴覚の記録は自動で行われるのだろうが、それを他人にインストールすることができれば、真犯人が溝呂木くんに罪を着せようとしたという考えもできる。
考えすぎのような気もするが、ダーゲンハイムの表情が怪しすぎるので仕方ない。
これは犯人の顔ですわ
・「……いや、お前のその変な挨拶懐かしいなと思って」
『good night』が別れの挨拶としておかしいということはないはずである。
ではダーゲンハイムはなぜ沈黙したのだろう。
①哀れな溝呂木くんの映像をしっかり記録できているかの確認に集中していた。
この場合、完全に溝呂木くんに罪を着せる、ないし溝呂木くんを何かに利用しようとしていた。
アバターがダーゲンハイム本人かどうかは別として。
②ダーゲンハイムがこの時いたと思われる、ペンシルバニア州アーミッシュ村は、UTC-5で日本との時差は-14時間である。
仮にこの時の日本時間を午前0時とすると、アーミッシュ村は前日の午前10時。真っ昼間に「おやすみ」と言われて、ダーゲンハイムがとっさに「何言ってんだこいつ」と思って沈黙したという可能性はある。
・「あいつは……殺されるようなやつじゃなかった……」
回想では怪しさ大爆発だが、生前のダーゲンハイムはいい人だったようだ。
どうもアスランの立ち位置がよくわからない。
溝呂木くんが作ったAIだと思っていたのだが、溝呂木くんにそんなスキルはなさそうな感じである。
『一行』の誰かにもらったというのが現実的かもしれないが、それなら「手元に残ったのはアレンに与えられた能力だけ」などという言葉は出てこない。
実はアスランレベルのAIは陳腐化した技術で、誰も連れ歩かないから変に目立っているだけという可能性もある。ガンダムUCに出てくるハロみたいなものだ。
今週の2コマ
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