マガジン☆WALKERを使ってみた雑感

KindleUnlimitedの存在をみんな忘れかけているだろう時期に、KADOKAWAが定額読み放題のサービスをぶっ込んできた。

BOOK☆WALKERのIDに紐付けられた追加サービスといった趣で、月額500円で雑誌が読み放題とのこと。
BOOK☆WALKERはすでに使っているし、1ヶ月無料+1000円分のポイントバックがあるようなので、とりあえず登録してみた。

以下、使ってみた感想。

●利用料

雑誌読み放題というのはDマガジンを思わせるが、料金も近く、Dマガジンが月額400円に対し、こちらは500円である。あまり差はない。

また、KindleUnlimitedは980円/月だが、雑誌に限定したサービスではないため、比較としては適当ではない。

どちらにしろ、2～3冊読めば余裕で元は取れるので、やはりラインナップが問題になってくると思われる。

なお、利用にあたってはBOOK☆WALKERへの入会と、クレジットカードの登録が必要となり、料金はそこから引き落とされる。

●ラインナップ

サービス開始した12/5現在で27誌。ただし、今月中に12冊を追加で配信すると予告している。

160誌以上を配信しているDマガジンとは、数では比べ物にならないが、配信の内容で勝負する形のようだ。

何しろマガジン☆WALKER（以下MW）は現時点で

のコミック雑誌4誌を配信しており、追加予定の中にも、

・電撃G'sコミック
・電撃大王
・電撃マオウ
・電撃萌王
・コミック電撃だいおうじ
・月刊コミックビーム

などを入れている。
電撃大王やコミックビームが配信されるのは個人的に気になるところだ。

現時点でDマガジンにコミック雑誌の配信はないので、ちょうど相互補完的な関係になっている。
Dマガジンで人気なのは、「FLASH」や「FRIDAY」、「週刊現代」、あとは各種ファッション誌やスポーツ誌なので、~~オタク向け~~漫画ファン向けのMWとは完全に住み分けされている状態だ。

●画質

ブラウザで読むか、アプリをインストールしてそちらで読むか選ぶようになっている。
画質に大差はないが、やはりアプリを使ったほうが挙動が若干軽いと感じる。

その画質だが、かなり良好。普通にBOOK☆WALKERで買った場合とほぼ変わらない。

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なお、端末はZenPad8.0を使用している。

拡大はピンチアウトで行うほか、ダブルタップするとちょうど原寸サイズになるように機能設定されている。

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また、地味に重要なことだが、見開き画面にした時、中央の部分が違和感なくつながっているのが素晴らしい。サービスによってはページの継ぎ目がガタガタだったりするのだ。

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手首のあたりがページの継ぎ目

●検索

テキストデータではないので検索機能はないが、目次画面から各ページへ飛べる。
「ドラゴンエイジ」や「少年エース」などは800ページオーバーの雑誌なので、必須の機能。

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また、『一覧』ボタンをタップすると、各ページのサムネイルが表示され、そこから飛ぶこともできる。

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●その他・まとめ

ダウンロードの設定から、キャッシュの削除が一括でできるのと、メモリ使用状況が確認できるのは地味に便利。
お気に入り機能はまだ使っていないが、ラインナップが増えたらありがたみを感じることになるかもしれない。

コミック誌以外にも、「週刊アスキー」、「ダ・ヴィンチ」、「ファミ通」、「電撃PlayStation」など気になる雑誌はあるので（ここらへんはDマガジンでも配信している）、個人的に月額500円の元は十分取れそうな感じである。

しかしブックウォーカーの時も思ったが、マガジン☆WALKERという名称が入力しづらいし、一般的な名詞の組み合わせなので、検索でノイズが入りやすい。
略称のMWだとメディアワークスか何かに見えるし、他にいい名前は無かったのだろうか。

とりあえず、マガジンウォーカーとカタカナ表記しても、公式の通りマガジン☆WALKERと表記しても、関係ないページがけっこう検索に上がってくるので、ちょっとどうかと思う。

以前の関連記事
eno000.hatenablog.com

BOOK☆WALKERはこの時から画質やページの繋ぎ目がしっかりしていた。